利尻昆布とは

利尻昆布とは?

「利尻昆布」とは北海道の道北地方に生息する昆布の品種名で、留萌以北からオホーツク沿岸網走に至る地域で採取されます。特に利尻島産・礼文島産は「シマモノ」と呼ばれ昔から京都などの料亭でも最高級品として重宝されてきました。一般市場に出回るものは少なく大変貴重な食材です。また、天然昆布は気候や海のサイクルによって収穫量が変動する為、養殖での生産も行われております。用途は主に出汁昆布として鍋や湯豆腐をはじめ鮃の昆布締めなど多岐に渡ります。とろろ昆布やおぼろ昆布などにも使われ深みのある味と香りが特徴です。お客様それぞれの工夫次第で使い道は広がるでしょう。

昆布の栄養素

昆布には不溶性食物繊維、水溶性食物繊維(あのドロドロ)の両方を含んでおり、それぞれが健康を支える働きをします。不溶性食物繊維は消化吸収されにくいので、便として排便促進や有害物質の吸着といった効果を発揮します。水溶性食物繊維(アルギン酸、フコイダン)は胃の中で食物にまとわりついて消化吸収を遅らせ、急激な血糖値の上昇を防ぎます。また、余分な塩分吸収による高血圧の予防、コレステロールの吸収阻害など沢山の効果を発揮します。更に昆布はカルシウム(牛乳の7倍)、鉄、銅、亜鉛、等の微量ミネラルも含んでおり、「ミネラルの宝庫」とも言われているそうです。

マンニット

一見カビのように見えるこの白い粉、実は昆布のウマミ成分(マンニット)が表面に出てきたものです。無理に拭き取ったり洗い流してしまうと大切なウマミが抜けてしまい、本来の味と香りを逃がしてしまうので注意して下さい。保管方法を誤ると実際にカビが発生することもあります。マンニットとカビの見分け方など詳しく紹介しているサイトもありますのでご覧になってみて下さい。

昆布漁・昆布干しの様子

利尻島では磯船と言う小さな船に乗り昆布漁やウニ漁を行います。ガラス箱で海底を覗き、ねじりまっかと言う先が二股に分かれた棒で岩に生えている昆布をねじり取ります。その間も漁師は足で櫂(かい)を漕ぎ船の位置を微調整します。昆布漁は全身を使う大変な作業です。

とった昆布は干場で天日干しされる事で美味しい昆布となります。しっかり乾かないと旨味が逃げてしまったり見た目にも影響する為、昆布漁は早朝に一日の天気を読む必要があります。